LINEで長いメッセージを送る前、「この文章は長すぎないか」「途中で読みにくくならないか」と迷うことがあります。LINEの文字数は、個人チャットの読みやすさを確認したい場合と、LINE公式アカウントやMessaging APIで配信仕様を確認したい場合で、見るべきポイントが変わります。
この記事では、LINEメッセージの文字数制限を整理しながら、送信前に文字数カウントツールで何を確認すればよいかを解説します。長文の依頼文、予約案内、業務連絡、公式アカウントの配信文を作るときのチェックリストとして使ってください。
1. LINEの文字数は用途ごとに分けて考える
まず大事なのは、「LINE」と一括りにしないことです。友だちやグループに送る個人チャットでは、実際に送れるかどうかだけでなく、相手がスマホ画面で読みやすいかが重要です。一方、LINE公式アカウントをAPI連携で運用する場合は、メッセージオブジェクトごとの公式仕様を確認する必要があります。
| 用途 | 見るべきポイント | 送信前の考え方 |
|---|---|---|
| 個人チャット・グループ | 読みやすさ、改行、要件の分かりやすさ | 上限いっぱいを狙うより、内容ごとに分けて送る |
| 予約案内・業務連絡 | 日時、場所、依頼内容、返信期限が埋もれないか | 要点を先に書き、詳細は別メッセージに分ける |
| LINE公式アカウント・Messaging API | テキストメッセージの文字数上限とカウント方式 | 公式リファレンスの上限とUTF-16での数え方を確認する |
個人チャット向けには、LINE公式のヘルプ上で「すべての通常メッセージは何文字まで」と読める固定値が常に公開されているとは限りません。そのため、一般利用ではアプリの送信画面を最終確認にしつつ、下書き段階では文字数・行数・段落数を見て読みやすく整えるのが実務的です。
2. Messaging APIのテキストメッセージは5000文字が上限
LINE Developers のMessaging APIリファレンスでは、テキストメッセージの text プロパティに「Max character limit: 5000」と記載されています。text message (v2) の text も同じく5000文字が上限です。これは、LINE公式アカウントをAPIで運用する開発者・担当者が必ず確認したい仕様です。
ただし、この5000文字は「ユーザーが個人チャットでいつでも5000字まで快適に送れる」という意味ではありません。APIで送るテキストメッセージの仕様として考え、管理画面や通常アプリでの送信可否はそれぞれの画面で確認してください。
| メッセージ種別 | 公式仕様上の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| Messaging API text message | 最大5000文字 | UTF-16 code unitで数える。絵文字や一部漢字は複数文字扱いになる。 |
| Messaging API text message (v2) | 最大5000文字 | メンションや絵文字の置換を使う場合、仕様確認が必要。 |
| 個人チャット | 公開仕様だけで断定しない | 送信画面で最終確認し、長文は分割して送る。 |
3. 絵文字や特殊文字は見た目どおりに1文字とは限らない
Messaging APIでは、文字数をUTF-16 code unitで数えます。ひらがなや一般的な漢字は多くの場合1つとして扱えますが、Unicode絵文字やサロゲートペアを使う一部の文字は、見た目が1文字でも2つ以上として数えられることがあります。
| 入力例 | 見た目 | 注意点 |
|---|---|---|
ありがとう |
5文字 | 通常の日本語として数えやすい。 |
😀 |
1つの絵文字 | UTF-16では2 code unitsになり、1文字扱いとは限らない。 |
𠮷 |
1つの漢字 | サロゲートペアのため、システム上は複数単位で扱われる場合がある。 |
| LINE絵文字 | 絵文字として表示 | APIではプレースホルダーや代替テキストの扱いに注意する。 |
絵文字や特殊文字を多く含む配信文では、「画面上は短く見えるのにAPIでは上限に近い」というズレが起きることがあります。絵文字を多用するキャンペーン文や、氏名に外字・異体字が入る案内文では、「サロゲートペアとは?」もあわせて確認しておくと安心です。
4. 長文LINEは上限より読みやすさを優先する
LINEはスマホで読むことが多いため、長い文章を1通に詰め込むと、用件が埋もれやすくなります。特に相手に行動してほしいメッセージでは、文字数の上限よりも「何をしてほしいか」がすぐ分かることを優先しましょう。
| 文章量の目安 | 向いている内容 | 書き方のコツ |
|---|---|---|
| 100〜300字 | 日程確認、短い依頼、リマインド | 結論を1行目に置く。 |
| 300〜800字 | 予約案内、イベント告知、業務連絡 | 「要件」「詳細」「お願い」を分ける。 |
| 800字以上 | 詳しい説明、規約、長めのお知らせ | 複数メッセージに分けるか、Webページや資料へ誘導する。 |
これは公式上限ではなく、読みやすさの目安です。たとえば予約案内なら、1通目に「日時・場所・返信期限」、2通目に「注意事項」、3通目に「持ち物」のように分けると、相手が必要な情報を探しやすくなります。
5. LINE送信前に確認したい文字数チェック項目
LINE用の下書きでは、単純な文字数だけでなく、次の項目を一緒に見ると整えやすくなります。
- 文字数(空白込み):改行や空白も含めた全体量を見る。
- 空白なし文字数:本文の実質的な情報量を見る。
- 行数:スマホ画面で縦に長くなりすぎないか確認する。
- 段落数:要件ごとに分かれているか確認する。
- URLの数:リンクが多すぎて本文が読みにくくならないか確認する。
- 絵文字・特殊文字:表示崩れやカウント差が起きやすい文字がないか確認する。
特にビジネス用途では、1つのメッセージにURL、電話番号、日時、注意事項をすべて入れると読みにくくなります。電話番号やURLは別行にする、返信してほしい内容は最後にまとめるなど、読み手が迷わない構成にしましょう。
6. mojisucount.comでLINE下書きを確認する手順
LINEに貼り付ける前の下書きは、次の流れで確認すると安全です。
- 下書きを作る:メモアプリ、ドキュメント、管理画面などで本文を作成する。
- 文字数カウントに貼る:mojisucount.comに貼り付け、文字数・行数・段落数を確認する。
- 冒頭を短くする:1行目で「何の連絡か」が伝わるように直す。
- 長い段落を分ける:1段落が長い場合は、要件ごとに改行する。
- LINE画面で最終確認する:実際の送信画面に貼り付け、表示と送信可否を確認する。
スマホだけで作業する場合は、「iPhoneで文字数をカウントする方法」も参考になります。下書き、コピー、ブラウザでの確認、LINEへの貼り付けまでを一連の流れにしておくと、送信直前の修正が減ります。
7. よくある質問
Q. LINEのメッセージは何文字まで送れますか?
LINE公式アカウントをMessaging APIで運用する場合、テキストメッセージの text は最大5000文字です。個人チャットでは、公開仕様だけで固定値を断定せず、アプリの送信画面で最終確認してください。実用上は、読みにくくなる前に分割するのがおすすめです。
Q. 改行や空白もLINEの文字数に含まれますか?
本文に含めて送る改行や空白は、読みやすさにも文字数にも影響します。下書き段階では「空白込み」と「空白なし」を両方確認し、必要以上の空行がないか見直すとよいでしょう。
Q. 絵文字は1文字として数えればよいですか?
見た目は1つでも、UTF-16では複数単位になる絵文字があります。API連携で上限ぎりぎりの配信文を作る場合は、絵文字やサロゲートペア文字を多用しない方が安全です。
Q. 長いお知らせはLINEで送らない方がよいですか?
送ってはいけないわけではありません。ただし、長文になるほど要点が埋もれやすくなります。冒頭に結論を書き、詳細は別メッセージやリンク先に分けると、読み手に伝わりやすくなります。
8. 参考情報
LINEの仕様は変更されることがあります。公式アカウント運用やAPI連携で使う場合は、公開前に最新の公式ドキュメントも確認してください。
- LINE Developers: Message types
- LINE Developers: Messaging API reference - Text message
- LINE Developers: Character counting in a text
9. まとめ
- ✓ LINEの文字数は、個人チャットとMessaging APIの仕様を分けて考える。
- ✓ Messaging APIのテキストメッセージは最大5000文字だが、UTF-16 code unitで数える。
- ✓ 絵文字やサロゲートペア文字は、見た目どおりに1文字とは限らない。
- ✓ 長文LINEは上限いっぱいまで書くより、要件ごとに分割して読みやすくする。
- ✓ 送信前に文字数・行数・段落数を確認すると、相手に伝わる文章へ整えやすい。